皆さんこんにちは!このブログをご覧になって頂いてありがとうございます!
このブログでは、保育士辞めたい、転職したいとお考えの保育士さんのために、おすすめな転職先をご紹介しています。
今回紹介する転職先は、「保育士辛いけどこのまま保育業界で働きたい!」「今の環境が変わるなら保育士を続けたい!」という方におすすめな転職先です。
皆さんは次の転職先、同じく保育業界と一般の企業、どちらをお考えでしょうか?
こちらのサイトによれば、保育士の転職先では一般の企業は厳しいとの意見も…
しかし、保育士から他業種へという私とは逆の転職は簡単ではないようです。理由は保育の専門学校にいって保育士になった方は、保育士の資格を使うような仕事であれば専門学校卒であることを評価してもらえます。なぜなら、保育士以外の職種では勉強した内容を認めてもらえず、高卒として扱われます。
そのうえ、保育士として社会人の経験を積んでいるにもかかわらず、保育士は特殊な職種というイメージがあるためになかなか採用されないことが多いです。
今回紹介する保育士におすすめな転職先は「施設保育士」。
保育業界なら保育士資格や保育士経験があれば引く手あまたですし、ぜひまだまだ保育士として働きたい!という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめな転職先・施設保育士って?
保育士の皆さん、施設保育士って聞いたことがありますか?ご存知の方も多くいらっしゃるとは思いますが、念の為施設保育士がどのようなものなのかをご紹介させていただきます。
施設保育士というのは「児童福祉施設」で働く保育士のこと。
児童福祉施設とは、
「児童養護施設は、保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上擁護を擁する児童を入所させて、これを擁護し、あわせて退所したものに対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする」としています。
施設保育士が活躍する児童福祉施設は以下の通り。
かなり幅が広いので、びっくりした方も多いのではないでしょうか??
・助産施設
・乳児院
・母子生活支援施設
・保育所
・児童厚生施設
・知的障害児施設
・知的障害児通園施設
・盲ろうあ児施設
・肢体不自由児施設
・重症心身障害児施設
・情緒障害児短期治療施設
の14施設が、1998年に施行された改正・児童福祉法に規定された施設です。保育所も児童福祉施設なのですが、それ以外の施設で働く保育士を施設保育士と呼ぶようです。
保育士と施設保育士とのちがいとしては、保育士は”子供を預け入れる”わけですが、施設保育士はほとんどの施設が子供が”入所する”という形です。
もちろん交代制ですが、夜勤があったり24時間子供を見ることになりますので、保育士としてはまた違った経験が出来るのではないでしょうか?
また、一般の保育施設であれば0歳~就学前の乳児、幼児の保育を行いますが、施設保育士はそれぞれの施設によって利用する子どもの年齢や施設の役割は異なりますが、基本的には0歳から18歳までの子どもを対象に保育や生活のサポートを行っています。
おすすめな転職先・施設保育士の仕事内容
おすすめな転職先、”施設保育士”と言っても活躍するフィールドが多数あることはおわかりいただけたと思います。
施設保育士はそれぞれ働く場所によってもちろん仕事内容は変わってきますので、今回はいくつかの施設での仕事内容についてご紹介したいと思います。
転職先・施設保育士「児童養護施設」の仕事内容
児童養護施設とは、保護者がいない、虐待があるなどの理由により、家庭生活が困難な子どもが生活する施設です。条件を満たせば、20歳まで在所することも可能ですが、一般的には1歳から18歳未満の子どもが生活しています。
そのため、保育園以外の児童福祉施設で働く施設保育士は、6歳未満の未就学児童だけではなく幅広い年齢の児童と接することになります。
養護施設では夜勤や宿直のシフトを組み、安心して生活ができるように24時間体制で子どもたちを見守ります。子どもたちが家族と過ごせない寂しさを感じないように、誕生日会やクリスマス会、旅行などのイベントを企画する児童養護施設もあります。
入所している子どもの多くは辛い経験をしており、トラウマを抱えている場合も少なくありません。心を開くことができず、自分の気持ちを他人にうまく伝えられない子どももいます。
お互いの信頼関係を作るためにも、最初は心のケアから始めます。施設保育士には親に近い役割が求められます。ただ甘やかすのではなく、悪いことをしたときにはきちんと叱ることが必要です。
転職先・施設保育士「乳児院」の仕事内容
乳児院とは…
乳児院は、乳児を入所させて、これを養護し、あわせて退院した者について相談その他の援助を目的とする施設とする
と児童福祉法で定められています。
基本的には満1歳未満の乳児が入所対象で、1歳を過ぎると児童養護施設に移ります。しかし、1歳以降も乳児院を利用した方が良いと認められる場合はこの限りではありません。
働く職員は、保育士や看護師、栄養士などの資格を持ち、24時間体制で乳児のケアを行います。
大人からの絶対的な養護と愛着関係の構成が必要なこの時期には、保育士の専門性が特に必要とされます。
主な仕事内容は…
- 授乳
- おむつ替え
- 寝かしつけ
- 離乳食(発達に合わせて進め方の計画を立てる)
- 入浴、寝かしつけ
- 発達に合った遊びの提案
- 健診、予防接種、受診
- 子どもに必要な物の購入
- 職員間の情報共有のための会議、書類作成
などがあり保育士1人で1~3人の子どもを担当します。
担当保育士との信頼関係はとても強く、中には自分の休みを利用して、担当児と一緒に外出をしたり、自宅に連れて帰って宿泊をするという保育士もいます。
児童養護施設と同じように24時間体制の中でのシフト勤務ですので、保育士間で連携をとることも大切です。
転職先・施設保育士「重症心身障がい児施設」の仕事内容
重症心身障がい児施設にいる子どもは、重度の知的障がいと肢体不自由を併せ持っています。障がい程度が重度であるため、精神面・行動面における発達遅滞が見受けられます。自立が難しいため、日常生活全般に渡って介護を必要としています。
保育士は児童指導員とともに、子どもの日常生活全般を支えています。
この中で1番重要な仕事は、入所している児童に対する心のケアです。
長期入所する場合が多いため、情緒面や精神面、遅れをとっている知能や生活習慣の習得などへのケアが大切です。この部分が保育士の重要な役割となっています。
こちらで勤務する場合は、保育に関する知識はもちろん、医療に対する知識など多岐に渡る勉強が必要になるでしょう。
転職先・施設保育士「盲児・ろうあ児施設」の仕事内容
盲児・ろうあ児施設とは、盲児・ろうあ児が入所している施設です。
保育だけでなく、保護して独立・自立を目標としているため、保育士も自立支援という観点からの指導が必要です。
保育士という資格が必要な職場ではありませんが、子どもの成長に寄り添い、導くという意味では保育士として培った経験は役に立ちます。
また、盲児には音楽指導が求められることも多いです。
ピアノ伴奏や楽器などが得意な保育士は最適とも言えます。
一方で、保育士の時には求められなかった教育面の指導力が求められたり、点字についての知識も求められます。
ろうあ児施設については、手話の指導も求められます。
それぞれの専門性のあるスキルがある方はチャレンジしてみても良いでしょう。
転職先を施設保育士にした場合のお給料はどうなる?
前章では施設保育士が活躍している各施設の仕事内容がおわかりいただけたでしょうか?
それでは実際に施設保育士を転職先の候補に入れた際のお給料やキャリアアップについてはどうでしょうか?
保育士として働いていてお給料が少ない!という不満を感じていた方は施設保育士に転職した際のお給料について知りたいと思います。
施設保育士のお給料やキャリアアップについても調べてみました。
まず保育士と施設保育士の年収の比較から。
・保育士の年収:296万円
・施設保育士の年収:440万円
これだけでもかなり差があるのが分かりますよね。
また施設保育士は公立と私立ではお給料に差があるようです。
・公立の私立保育士の年収:728万円
・私立の私立保育士の年収:323万円
ぜひ高収入を狙いたい!という方は公立の施設保育士に絞って転職活動をしてみることをおすすめします。
今回はおすすめな転職先・施設保育士を紹介しました。
今回紹介したおすすめ転職先、施設保育士を紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
最後に保育士から施設保育士に転職する際のメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひこちらも合わせて転職先に決めるか参考にしてみてくださいね。
おすすめな転職先・施設保育士のメリットとデメリット
まずは施設保育士のメリットについて。
・保育士よりも関わる子供の年齢が広いため経験値アップ
・看護士や児童指導員など様々なプロフェッショナルと関わることができる
・福利厚生など待遇が魅力な施設もある
・夜勤がある場合別途夜勤手当などが支給されることも
そして次に施設保育士に転職した際にデメリットとなる可能性のあること
・子供の人生を左右することもあるため責任が重い
・夜勤や土日祝日の勤務もある
・保育だけではなく生活の仕方を教えるなど仕事内容の幅が広い
それでは上記のことも考慮して、施設保育士も転職先の候補にしてみてくださいね。
施設保育士の求人はこちらからもお探しになれます♡
ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、転職先は保育業界以外の一般企業をお考えの方はこちらのサイトを参考にしてみてください。